六藤 陽子 ムトウ ヨウコ / Yoko MUTO

国立健康危機管理研究機構(JIHS)
国際医療協力局
グローバルヘルス政策研究センター
上級研究員
専門分野
公衆衛生学
メッセージ
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックは、世界規模での保健医療の対策が必要であることを浮き彫りにしました。また、近年の世界規模の気候変動により、新たな公衆衛生上の課題が出現しています。グローバルヘルスの視野に立った政策立案に資する研究を進めます。
略歴(narrative CV)
日本の公衆衛生学研究者。公衆衛生学修士(MPH)。兵庫県神戸市出身。大学時代は、現代文化学を専攻(メディアとジェンダー)を研究。家族の難病を機に製薬会社に就職し、MRとして抗菌薬、非感染性疾患薬など幅広い製品を担当。製薬会社時代の前半は名古屋市で主に地域の基幹病院を担当し、後半は糖尿病治療薬の専門MRとして東京都内の基幹病院を担当。MRの経験から疾患の下流(薬物治療)だけではなく、上流(予防)に関心を持つ。その後、社会全体の健康の意識を高めるための健康に関する検定を提供する会社にて、マーケティングに従事する。健康に関心のある人は健康情報にリーチしやすいが、関心のない人へは情報が伝わりにくいという限界を感じ、公衆衛生大学院に進学。ボランティアとして高齢者の通いの場に参加した経験から、地域包括ケアシステムをテーマに研究。また、アジアからの学生との交流の機会があり、海外の保健医療制度から学ぶ点が少なくないことに気づく。MPH修了後は、政策に資する研究をグローバルな視野で行うことを目指し、グローバルヘルス政策研究センターに入職。WHOをはじめとした国際機関やアカデミックな要人を招いてのセミナーの運営、国際研究事業のプロジェクトマネジメントを担当。近年は、新型コロナウイルス感染症の罹患後症状の疫学調査に従事し、現在は蓄積されたデータの論文化を行う。地域貢献として居住地の健康増進計画の策定に区民として関わり続けている。
履歴書(詳細)
六藤 陽子 ムトウ ヨウコ/Yoko Muto, MPH日本の公衆衛生学者。公衆衛生学修士(MPH)。兵庫県神戸市出身。研究分野は、NCDsの疫学。主に、新型コロナウイルス感染症の罹患後症状について研究。
役職
国立健康危機管理研究機構 国際医療協力局 グローバルヘルス政策研究センター 上級研究員
職歴
| 2001-2015 | MSD 株式会社(旧:万有製薬株式会社) MR(Medical Representative) |
| 2015-2016 | 株式会社ドクターズプラザ 営業企画 |
| 2019-2022 | 国立健康危機管理研究機構(旧:国立国際医療研究センター)国際医療協力局グローバルヘルス研究センター 特任研究員 |
| 2022-現在 | 国立健康危機管理研究機構(旧:国立国際医療研究センター)国際医療協力局グローバルヘルス研究センター 上級研究員 |
学歴
| 2001 | 京都大学文学部卒業(学士) |
| 2019 | 帝京大学大学院 公衆衛生学研究科 専門職学位課程 修了(MPH) |
研究活動
| 2018-2019 | 中高年者縦断調査データを用いた中高年者ボランティアについての研究 |
| 2019- | 難民・移民の健康を支援するデータプラットフォームの構築および研究 |
| 2022- | 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後症状の疫学研究 |
社会活動
| 2018 | 江東区健康増進計画・江東区食育推進計画・江東区がん対策推進計画策定協議会委員 |
| 2019 | 江東区健康増進計画(第二次)連絡会議委員 |
| 2020-2023 | 江東区健康増進・食育推進・がん対策推進計画連絡会議委員 |
| 2024 | 江東区健康増進計画・江東区食育推進計画・江東区がん対策推進計画策定協議会委員 |
主要業績一覧
- 詳細は【 researchmap(外部リンク)】をご覧ください。







